生命保険の「予定利率」とは?——貯蓄型保険を選ぶときに必ず確認すべき指標

終身保険や学資保険など貯蓄型の生命保険を選ぶときに欠かせない「予定利率」の仕組み。契約時期による違いと、確認すべきポイントを解説。

「予定利率」は貯蓄型保険の実力を左右する数字

終身保険や学資保険、養老保険など、貯蓄性のある生命保険を検討するとき、保障内容や保険料の安さだけに目を向けがちですが、実は「予定利率」という指標が将来受け取れる金額を大きく左右します。予定利率とは、保険会社が契約者から預かった保険料を運用する際に約束する利回りのことで、この数字が高いほど、同じ保険料でもより多くの保障・解約返戻金が期待できます。

予定利率は契約時点で固定される

多くの貯蓄型保険では、契約時点の予定利率がその契約の満期・解約まで適用され続けます。つまり、低金利の時期に契約した保険は、その後市場金利が上昇しても予定利率が自動的に見直されることはなく、契約当初の利率のまま固定されるのが一般的です。逆に、高い予定利率の時代に契約していた保険を長年継続している人は、それだけで有利な条件を維持していることになります。

予定利率が下がるとどうなるか

  • 同じ保険料でも保障額が下がる:予定利率が低い時代に新規契約すると、保険会社が約束できる運用益が小さくなるため、同じ保険料で得られる保障額や解約返戻金は少なくなります。
  • 保険料が上がる:逆に、同じ保障額を確保しようとすると、予定利率が低い時代は保険料自体が高く設定される傾向があります。

解約・見直しを検討する前に確認すべきこと

古い貯蓄型保険を「保険料が高いから」という理由だけで安易に解約してしまうと、予定利率の高い有利な契約を手放すことになりかねません。特にバブル期前後に契約された終身保険・養老保険には、現在では実現不可能なほど高い予定利率が設定されているケースがあり、解約前に契約時の予定利率を必ず確認する価値があります。

予定利率の確認方法

契約時の保険証券や、保険会社に問い合わせることで予定利率を確認できます。見直しを検討する際は、現在の予定利率の保険に乗り換えることで本当にメリットがあるのか、保障内容だけでなく利率の観点からも比較したうえで判断することをおすすめします。

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