生命保険の「更新型」に要注意——更新のたびに保険料が上がる仕組みと見直しのポイント

更新型の生命保険は契約更新時に保険料が上がる仕組みです。全期型との違いや、更新のタイミングで確認すべきポイントを解説します。

更新型の生命保険とは

生命保険の定期保険には、大きく「更新型」と「全期型(歳満了型)」という2つの契約タイプがあります。更新型は10年・15年など短い期間で契約し、期間満了後は同じ保障内容のまま自動的に契約を更新して継続する仕組みです。更新の手続きは基本的に自動で行われるため、多くの人は「更新した」という実感を持たずに保険を継続しています。

更新のたびに保険料が上がる理由

  • 保険料は更新時点の年齢で再計算される:更新型の保険料は加入時の年齢ではなく、更新するたびにその時点の年齢を基準に再計算されます。年齢が上がるほど死亡リスクは統計的に高くなるため、保障内容が同じでも保険料は上がっていきます。
  • 健康状態の再審査は原則不要:更新時に新たな告知や審査は基本的に求められません。持病があっても保障を継続できる点はメリットですが、保険料の上昇そのものは避けられません。
  • 上昇幅は年齢が上がるほど大きくなりやすい:40代・50代と年齢が上がるにつれて、同じ保障額でも更新後の保険料が数割上がるケースは珍しくありません。

全期型(歳満了型)との違い

  • 全期型:契約時に定めた年齢(60歳・65歳など)まで保険料が一定。加入時の保険料は更新型より高めに設定されるが、その後の上昇はない
  • 更新型:契約時の保険料は割安だが、更新のたびに保険料が上がっていく。短期的な保険料の安さを優先したい人に向くが、長期で見ると総支払額が全期型を上回ることもある

子育て期など「一定期間だけ大きな保障が必要」という場合は、更新型でその期間をカバーし、必要保障額が下がるタイミングで見直す・解約するという使い方もひとつの考え方です。一方で、長期間同じ保障を続けたい場合は、全期型や収入保障保険との比較も検討する価値があります。

更新のタイミングでやるべきこと

  1. 更新通知が来たら保険料の変更額を必ず確認する:多くの保険会社は更新前に通知を送るため、内容を確認せず自動更新を放置しないようにしましょう。
  2. そのタイミングの必要保障額を再計算する:子どもの成長や住宅ローンの残高によって、必要保障額は加入時から変化している可能性があります。上がった保険料に見合う保障がまだ必要かどうかを確認しましょう。
  3. 保障額を減らして更新する選択肢も検討する:多くの保険会社では、更新時に保障額を下げることで保険料の上昇を抑える調整が可能です。
  4. 他社の新規契約と比較する:更新型の保険料が高くなった場合、健康状態に問題がなければ、その時点の年齢で新規に他社の保険に加入し直すほうが総合的に有利になることもあります。ただし新規加入には改めて健康状態の告知・審査が必要になる点は踏まえておきましょう。

まとめ

更新型の生命保険は、加入時の保険料が安く見える一方で、更新のたびに保険料が上がっていく仕組みを理解しておく必要があります。更新通知が届いたタイミングは、保険料の変化だけでなく、そもそも今の自分に必要な保障額はいくらなのかを見直す好機です。上のシミュレーターで現在の必要保障額を確認し、更新を続けるか、保障額の調整や他の保険への切り替えを検討するか、判断材料にしてみましょう。

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